夜尿症の治療

一般的に、小学校に入学後も夜尿が頻回に続く場合には、何らかの治療を検討します。

治療については薬物療法とアラーム両方に分けられます。

 

①薬物療法

色々な薬剤を使用することがありますが、

最も効果が期待できるのは抗利尿ホルモン薬です。

体内で尿の量や水分を調節しているホルモンと同じ作用があり、

尿を濃縮してその量を減らす働きがあります。

寝ている間の尿量を薬で減らすことで夜尿を減らすことを期待します。

ただし、簡単に言うと無理やり尿を作らなくする薬であるため、

食事の直後などに飲んでしまうと、本来尿になって出ていくべき水分が体内に蓄積されてしまい、

様々な症状を引き起こす可能性があります。

そのため、内服の2時間前からは翌朝まではコップ1杯程度の水分摂取のみに制限する必要があり、

夕食から就寝までの時間が短い方や、

部活動や習い事で遅くまで運動をしていて、水分摂取が必要になるお子様には使用することができません。

 

②アラーム療法

アラーム療法はセンサーが尿の水分を感知してアラームを鳴らす装置を使用する治療法です。

これにより睡眠中の膀胱容量が増え、より多くの尿をためられるようになると考えられています。

すぐに効果がでるとは限らないため、しっかりと継続する必要があり、

また、アラームが鳴った際は自分でアラームを止めるのが理想ですが、

起きられないこともあり、ご家族の協力が必要な場合があります。

生活習慣や年齢などにより適切な治療法を提案いたしますので、

お気軽にご相談ください。