インフルエンザ流行について
- 2023年1月19日
- お知らせ
少し前にインフルエンザの流行に入ったとの報道がありましたが、
当院を受診される方でもインフルエンザ陽性の方が増えてきました。
新型コロナ流行前に比べると現時点では小規模な流行にとどまっている印象ですが、
学級閉鎖もみられており、これからの流行拡大には注意が必要です。
ここ最近は新型コロナが感染症の流行が繰り返されるなかで、
手足口病やRSウイルスなどの流行が時折みられるという状態でしたが、
これらの感染症はいずれも治療薬がなく、症状を和らげる治療のみの疾患でした。
数年ぶりにインフルエンザの診療を行い、治療薬があることの素晴らしさを改めて実感しています。
さて、治療を行うにあたっては診断が必要になりますが、
インフルエンザ検査キットの流通が滞りはじめています。
当面は問題なく検査が可能かと思いますが、
流行状況、検査キットの流通状況によっては発熱初期での検査などはお断りする可能性があります。
初期の場合には実際にインフルエンザであっても検査で陰性となる可能性があるためです。
また、ご家族でインフルエンザの発症があった場合には、
新型コロナでも行われていた臨床診断(みなし陽性)にてお薬を処方することもご提案させていただきます。
ご了承ください。
時期的に各種受験を控えた方も多いと思います。
引き続き感染対策にご留意いただきお過ごしください。